妊娠の症例

低AMH、子宮頚部高度異形成(※)治療を乗り越えて
※子宮頸ガンの前段階

M.T 様(41歳 奈良県)

4年前の夏、不正出血がきっかけで、婦人科を訪ねたのが37歳のとき。年齢的にも不安な部分はありましたが、はっきりと病院で不妊症と言われ、かなりショックを受けました。それでも赤ちゃんが欲しかったので、がんばろうと思ったものの、タイミング法を試す5ヶ月の間に、どんどん増えていく排卵誘発剤と注射に不安を覚えつつ、毎月「今回こそは!」と仕事と通院をがんばっていました。

人工授精にステップアップしましたが、かなり痛みがあり、私には苦痛でしかありませんでした。「体外受精すればできるよ」との医師の言葉を信じ、転院を決意。

顕微授精で、凍結胚移植まで順調に進んだため、かなりの期待をもっていましたが妊娠できず、仕事も手につかないほど落ち込みました。毎日泣いてばかりで、主人にもかなり心配をかけたと思います。それでも主人は「大丈夫!必ずできるから!」と私を励ましてくれていました。それがとても心強く、またがんばろうと前向きになれたのは、主人のおかげです。
そんなときに自然妊娠がわかったのです。体外受精後の周期での妊娠でした。自分にも妊娠できる力があったのだとホッとしていたこともあり、流産に終わったときには、今までにないくらい悲しみのどん底まで落ちました。外出先で赤ちゃんを見るのもつらく、よく泣いていました。さすがの主人も困り果てていたと思いますが、私にはそんな顔ひとつ見せず、今まで通り励まし続けてくれていました。そんな主人のためにもなんとか「ふたりの赤ちゃんを産みたい!」。そればかり願っていました。

しばらく通院を休んでいましたが年齢的な焦りもあり、通院再開を決意。採れた卵は1個で、顕微授精でも受精すらしませんでした。最初の顕微授精が順調だっただけに、受精しないということにショックを受けました。ところが、次周期も同じ結果に。このままではダメだと思い、以前より興味のあった漢方を飲んでみようと思うようになりました。

漢方を飲みはじめて体調が変わるのがわかり、もっと早く来れば良かったと思いました。そして何より、樫谷先生のカウンセリングで私の心をスッキリさせていただきました。主人もカウンセリングが終わった日は、私の顔がスッキリしていると言っていたくらいです。

漢方服用10ヶ月自然周期体外受精を行う病院に転院。卵胞が育っていたタイミングだったこともあり、すぐ採卵に。投薬せずに採卵できたことが本当に嬉しく、漢方のおかげだと思い、妊娠に向けてまた光が差した気がしていました。ところが、これから胚移植に向けてがんばろうと思っていた矢先に『子宮頸部高度異形成』が発覚。いわゆる前がん状態と言われる段階でした。呆然としましたが、凍結胚盤胞があったことで気持ち的に少し楽でした。なんとか身体を元に戻して不妊治療を再開したいと願う気持ちが励みにもなりました。

ようやく移植にこぎつけるも、結果は陰性。子宮内膜の厚さやホルモン値も問題ありませんでしたが、受精卵のグレードに問題があったようです。やはり年齢的に厳しいのかなと落ち込みました。でもこの頃には、以前のように泣くことも少なくなり、どこかあきらめの気持ちが出てきていたような気がします。あまり子どものことを考えずに、夫婦ふたりの生活もなんとなく想像しはじめていました。

仕事をしながらの通院にも疲れ、漢方だけで妊娠を目指したいと考えるようになり、漢方薬を増やし、さらに主人も飲みはじめてすぐのことでした。自然妊娠したのです。信じられない気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいでしたが、前回のこともあり、流産の不安があったので夫婦ともに喜びを抑えているような感じでした。すぐに安胎漢方薬を処方していただき、この度、無事、安定期を迎えることができました。

ARTを繰り返すも妊娠に至らず、
漢方開始1年9ヶ月で自然妊娠した4年の歩みをたどる

2014年7月

37歳で不正出血により、婦人科受診『多嚢胞性卵巣症候群』かも、との診断。

2014年11月

妊娠しにくいかもしれないとのことで投薬により月経周期を整え、11月よりタイミング法を始める。5周期経っても妊娠に至らず

2015年4月

人工授精するも妊娠せず

2015年6月

転院し、顕微授精1回目(採卵3個→受精1個)

2015年8月

ホルモン補充周期にて凍結胚移植。妊娠に至らず

2015年10月

自然妊娠するが8週で流産

2016年4月

AMH0.67 採卵2個→顕微授精2回目→受精せず

2016年5月

採卵2個→顕微授精3回目→受精せず

2016年6月

39歳で『一陽館薬局』初回相談
体調が良くない、採卵不調、受精しないため、いったん通院を休み、体調と卵巣機能の回復をめざす
服用したもの:桃福宝(赤珠・黒珠)、婦宝当帰膠

2016年7月

漢方服用1ヶ月
Tさん「月経1週間前から始まる腹痛がなくなり、体が楽に。基礎体温もきれいになり、特に高温期が安定しました」

2016年12月

漢方服用6ヶ月
『自律神経失調症』に。10月頃から、膀胱炎を繰り返す。
胃痛、吐き気、体がだるく、気力が出ない、などが続く。
基礎体温もガタガタしている
服用したもの:桃福宝(赤珠・黒珠)、婦宝当帰膠、膀胱炎用の調合漢方薬
自律神経からの胃腸機能調整用の調合漢方薬
Tさん「治療以外のことで悩みもあり、身体が悲鳴をあげていたのだと思います」

2017年2月

漢方服用8ヶ月
元気が回復

2017年4月

漢方服用10ヶ月
転院。自然周期で採卵、体外受精1回目で受精するも受精卵の成長がストップ
Tさん「1年前0.67だったAMHが0.71に上昇し、わずかな値ですが、嬉しく、希望が増しました」

2017年5月

漢方服用11ヶ月
自然周期にて採卵、体外受精2回目で1個が受精、胚盤胞になり凍結する

2017年7月

漢方服用1年1ヶ月
子宮頸がん検診で『子宮頸部高度異形成』が判明。手術
服用したもの:免疫系回復用の漢方薬

2017年10月

漢方服用1年4ヶ月
通院再開したが、移植当日ホルモン値が条件に満たず移植キャンセル

2017年11月

漢方服用1年5ヶ月
今回は無事移植出来たが、判定は陰性
服用したもの:通院再開と同時に桃福宝(赤珠・黒珠)、婦宝当帰膠、移植後に着床力を補う目的で調合漢方薬

2017年12月

漢方服用1年6ヶ月
不正出血で受診したら、手術の影響であると説明を受けた

2018年1月

漢方服用1年7ヶ月
年明け、新たな気持ちで漢方薬を追加する
Tさん「仕事をしながらの遠方への通院は心身ともに負担が大きく、できることなら漢方だけで妊娠できればいいな、と願うようになっていました」

2018年2月

漢方服用1年8ヶ月
仕事が多忙で残業も多い。ご主人も加え、二人でベストな状態を目指す
服用したもの:桃福宝(赤珠・黒珠・碧珠)、婦宝当帰膠、調合漢方薬2種類、ご主人は桃福宝(赤珠・黒珠)
Tさん「漢方を増やして2ヶ月目の生理は、今まで見たことがないくらい綺麗な経血でした」

2018年3月

漢方服用1年9ヶ月
妊娠検査薬で陽性。41歳で自然妊娠!
Tさん「自分では基礎体温がまだ良くないと思っていたところ、樫谷先生に“良くなっていますよ”と言っていただいたのですが、なんとその数日後に、自然妊娠が判明しました」

●同じ悩みを抱えるみなさまへ

41歳の私が妊娠中のトラブルも一切なく順調にここまでこられたのは、やはり漢方薬と樫谷先生のアドバイスのおかげだと思っています。

漢方の処方だけでなく精神面も支えていただき、待ち望んでいた妊娠を叶えていただいた樫谷先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
日々大きくなるお腹を見るのがとても幸せです。
それと4年間不安になる私の横で変わらず支え続けてくれた主人にも、本当に感謝しています。
無事に元気な子どもを産んで恩返しをしたいと思います。

私は妊活中、落ち込んでばかりで優秀だったとは自分でも思えませんが、家族や友人、職場の先輩の支えはとても心強かったです。
妊活は本当に先が見えず、いつここから抜け出せるのだろうと不安で辛いですが、樫谷先生や周りの方々に頼って心穏やかに日々過ごすことが一番ではないかと思います。
みなさまが無事妊娠を叶えられる日が来ることを心よりお祈りいたします。
※コメント等は、個人的な感想によるものであり、実感には個人差があります。

●M.T.さんへのメッセージ

とても素直なM.Tさんは、いつもワクワクしたりドキドキしたり、喜びにも不安にも正面から向き合うタイプで、側にはいつも優しいご主人が寄り添ってこられました。
懸命な取り組みがなかなか報われず、乗り越えてもまた次のトラブルに見舞われ、気弱になられる時もありましたが、自然妊娠に至る直前にご夫婦が決断された徹底した体づくりへの姿勢には潔さと信念の強さが感じられました。
妊娠までの道中で、やむを得ず一旦停止をしなくてはならないトラブルが起きても、体調を整えて再出発すれば以前よりも良い結果に恵まれることもある、ということが確信できたケースです。

一陽館薬局 かしたに陽子

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