妊娠の症例

筋腫の手術準備期間で体づくり

40才 奈良県

治療経歴=タイミング療法

漢方服用で妊娠

妊娠時の治療内容=漢方のみ

患者様について

不妊歴2年10ヶ月。
子宮筋腫が最大7センチのものから、小さめのものが数個あり、子宮筋腫の腹腔鏡手術を優先するか、妊娠することだけに集中するかを迷っている。
薬剤に対して過敏な体質で、クロミッドの服用では腹痛とともに不正出血が3週間続き生理が大幅に遅延。その後デュファストンを服用した際には、排卵期に腹部に激痛があり救急搬送。
不妊治療に対して、消極的ではないが、体質的に薬剤への反応が予測できない点に不安があるご様子。

不妊治療歴 約6ヶ月
治療内容 タイミング療法
婦人科系の症状 子宮筋腫7センチ、過多月経、生理痛がひどい、経血に塊多い。
体調 女性:疲れやすい、アレルギー体質

漢方治療について

漢方薬に対しても予測できない初期反応の心配もあるので、少量から開始します。
子宮筋腫について、不妊専門クリニックからも、直接妊娠を妨害する状態ではないとの診断があるが、これ以上大きくなると治療せざるを得ない様子。今後の子宮筋腫悪化の可能性、妊娠までの未知の期間を検討しあって、子宮筋腫の手術準備期間も、漢方薬で妊娠に向けての体づくり期間と考えて、子宮筋腫の治療を進めることにしました。

服用したもの 女性:漢方薬調合2種類

漢方服用後の経過

<1ヶ月目>

漢方薬を服用しての体調への過敏反応はありませんでした。
排卵期、生理前に不正出血が3日程度あり、生理痛はありませんが、経血量が多いです。
漢方薬を1種類追加します。

<6ヶ月目>

不正出血はありません。経血がきれいになっています。

<8ヶ月目>

子宮筋腫についてMRIによる精密検査を受けました。
正確な大きさは7.6センチ、手術するにも難易度の高い状態であるとのこと。
半年後の手術を目標に薬物療法を開始。

<13ヶ月目>

子宮筋腫腹腔鏡手術。完全に除去しきれない状態があり、悪化してくる可能性もあるとのこと。
3ヶ月~6ヶ月避妊する。

<25ヶ月目>

生理順調。不正出血もなく、基礎体温も良好。
排卵日は14日目前後、生理周期30日で落ち着いている。

<34ヶ月目>

妊娠検査薬陽性。

妊娠までの漢方服用期間 34ヶ月
妊娠時にしていた治療内容 漢方のみ

その他(備考・特記事項など)

子宮筋腫の手術前後の生理が止まっていた期間中や、避妊されている期間中も、医師からの制限がないかぎり、漢方での体質改善を継続することはできます。
再発や悪化に不安がある場合には、瘀血体質をケアしながら、早期に妊娠されることが何よりです。

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