妊娠の症例

採卵に備えホルモン分泌力を増強

38才 長野県

治療経歴=体外受精

漢方服用で妊娠

妊娠時の治療内容=漢方と体外受精

患者様について

不妊歴4年
二人目妊娠希望。体外受精に向けての体づくり(第一子妊娠も体外受精)。

不妊治療歴 体外受精
治療内容  
婦人科系の症状 月経周期28~30日、月経血塊あり、経血量少ない、月経前頭痛がひどい。
体調 女性 疲れやすい、肩こり、爪が割れる、下痢軟便、下半身の冷え、汗をかかない、寝つきが悪い。

漢方治療について

医学的な不妊原因はないものの、第一子妊娠から6年以上経過しており、体力的にも卵巣機能や子宮環境においても、年齢的な変化は誰にでも起きることです。
体質的にお腹が弱く、経血量減少や爪が割れやすい、体の冷えや寝つきが悪いなど、食物の栄養分をしっかりと消化吸収しきれていないため血液不足も考えられます。
漢方では、身体機能を維持するために最も大切な「脾」(胃腸)を元気にして、子宮関連臓器の瘀血(血液の巡りが悪い)を改善して,着床しやすい環境づくりをしていきます。
また、年齢や疲れやすい状況を補い、卵巣機能を回復して卵胞の発育を助け採卵に備えてホルモン分泌力を補う補腎薬をご案内します。

服用したもの 女性:漢方薬3種類

漢方服用後の経過

<4ヶ月目>

採卵のスケジュールが決まったとのご連絡。漢方薬を飲み始めてから腹痛が起きなくなり、下痢をすることもなく、体調が良いとのこと。
6月の採卵に向けて投薬も始まりました。
この時期より採卵重視の処方に切り替えます。

<5ヶ月目>

採卵の結果をご連絡いただきました。採取できた数は8個で、そのうち6個受精し、1個は明日移植します。 第一子妊娠時の体外受精よりも多く受精したとのこと。
体づくりの成果がはっきりと表れたとお喜びの声。
移植日から着床を支える漢方薬にて服用。

本日判定日でしたが、結果は陰性でした。
体外受精での薬が始まってから体調が良くない。移植後も足元が冷えやすく、また下痢をしています。肩こり頭痛がひどく、体がだるいとのご様子。
採卵準備周期から採卵周期、移植後までの間、体に負担をかけ続けてこられたので、体調がすぐれないのも無理はありませんね。次回の胚移植に向けて体調を回復し、子宮環境を整えていきましょう。

<10ヶ月目>

移植スケジュールのご連絡。
前回の移植から5ヶ月間、漢方薬で体づくりをされました。
移植前は、睡眠不足と疲労に注意して、お元気にお過ごしいただくことが大切です。
漢方薬は、体力維持のために1種類追加し、移植日前後で切り替えて服用していただくことにしました。

<11ヶ月目>

妊娠判定は陽性だったが、微量の出血が続き、おなかのハリを感じる。
また、もともと頭痛持ちなので、おでこから頭頂部に向かって痛く、こめかみがズキズキする感じの痛みが続いているとのご様子。
医学的に問題がなくても、妊娠初期の出血は不安ですね。流産予防のためにも安胎薬を服用されました。以前からの頭痛も頓服で対応していただくよう、漢方の常備薬をご用意し、妊娠中の体調維持をサポートします。

妊娠までの漢方服用期間

11ヶ月

妊娠時にしていた治療内容 漢方と体外受精

その他(備考・特記事項など)

医学的に問題がなくても、妊娠前からの体質、投薬治療の影響、妊娠初期の不安定期などで、さまざまな不調や体調変化が起こります。
その時の体調に応じて漢方薬で対応していくことにより、お元気に妊娠を迎えていただくことができます。
一時的な症状にも頓服で服用できる漢方薬もありますので、ご相談いただきたいと思います。

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