妊娠の症例

瘀血を改善し月経周期を整える

38才 和歌山県

治療経歴=タイミング療法、人工授精

漢方服用で妊娠

妊娠時の治療内容=漢方のみ

患者様について

不妊歴5年。
初潮以来の生理不順で、妊娠を希望するようになり生理不順を改善したいとのご相談です。

不妊治療歴

約2年

治療内容

タイミング療法1年、人工授精6回

婦人科系の症状

多嚢胞性卵巣症候群、生理周期50~100日、経血に塊多い、生理痛がひどい、不正出血

体調

女性:疲れやすい、手足の冷え、朝起きるのがしんどい、便秘、肩こり、腰痛、ストレスが多い、胃もたれ
男性:医学的所見なし

漢方治療について

体の冷えが強く、1ヶ月のほとんどの日で不正出血がありますが、その状態にも慣れてしまっているようです。
数ヶ月ごとの生理が来た時には、寝込むほどの腹痛と体調不良になります。
根深い瘀血(血行不良の体質)を改善して、生理周期を改善することを漢方治療の目的とします。

服用したもの 女性:漢方薬調合3種類

漢方服用後の経過

<2ヶ月目>

漢方薬を飲み始めて初回の生理が来ました。前回から74日目です。
経血の色が明るくなった気がしますが、生理痛はきついです。
不正出血は全体的に少なくなりつつありますが、全くない日は週に1日程度です。

<7ヶ月目>

生理は不順ですが、30~40日間隔で来ています。
排卵日の予測はできませんが、排卵後の高温期は安定してきました。
体を冷やさないように気を付けています。

<9ヶ月目>

2周期続けて30日で生理が来ました。排卵期に微量の不正出血がありますが、それ以外ではほとんど不正出血はみられなくなりました。

<14ヶ月目>

病院で検査を受けました。多嚢胞性卵巣症候群はありますが、FSHとLHのバランスの改善が確認されました。

<18ヶ月目>

最近、泣いてばかりいます。
自分が情けない思いで、悔しさと無力さに気分が落ち込みます。

<26ヶ月目>

生理痛もなく、おりものや高温期の胸のはりなども感じますが、生理周期は2~3周期良かったと思うと今回は90日くらいという状態です。
漢方薬を1種類追加して、自律神経の安定をめざします。

<37ヶ月目>

妊娠が確認されました。

妊娠までの漢方服用期間 37ヶ月
妊娠時にしていた治療内容 漢方のみ

その他(備考・特記事項など)

表面的な不妊状態の奥に隠れた、精神的に凝り固まったものがあり、そのことを自覚されるまで1年以上かかりました。
体質的な問題もありますが、本質は身体機能をコントロールしている自律神経にあります。
段階的なアプローチが必要なケースでは、心も含めてほぐれるための期間も必要となります。
何をやってもうまくいかないケースでは、原因や体質ばかりでなく、全体像にも目を向ける必要があります。

前ページに戻る